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【2026年2月更新】プラチナNISAの最新状況|非課税枠と取り崩し

更新:
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
この記事の最新の更新
最終改良: 2026年2月24日
  • 大綱で未採用の論点の明確化
  • 定期売却の使い方と注意点の具体化
  • 高齢世帯の資産分布データの根拠追加
【2026年2月更新】プラチナNISAの最新状況|非課税枠と取り崩し
プラチナNISA
新NISA
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定期売却サービス
非課税枠
取り崩し
高齢社会白書

2026年2月の全体像:何が決まり、何が構想のままか

2026年2月時点での プラチナNISA は、依然として“構想段階”です。与党が決定した令和8(2026)年度税制改正大綱には、未成年のつみたて投資枠解禁、債券中心・バランス型の投資信託の対象追加、指定株式指数の拡充、NISA口座所在地確認の廃止、定期売却サービスの手数料徴収容認などが盛り込まれましたが、「高齢者向けの別枠非課税(プラチナNISA)」や「非課税保有限度額の当年中復活(いわゆるスイッチング拡充)」は採用されていません。制度に反映された具体項目は (令和8(2026)年度税制改正について) を確認してください。

今押さえるべき最新変更点(決定事項)

  • 1
    つみたて投資枠の対象年齢を撤廃し、未成年の利用を解禁(こども向け枠の設計を明示)
  • 2
    債券中心・バランス型の投資信託をつみたて投資枠の対象に追加(株式のみから拡充)
  • 3
    指定株式指数を拡大(読売株価指数、JPXプライム150などを追加)
  • 4
    NISA口座の所在地確認を廃止(10年ごとの郵送確認を不要化)
  • 5
    定期売却サービスの手数料徴収を容認(取り崩しニーズへの制度的配慮)

“プラチナNISA”の位置づけと今後の見通し

高齢者向けの“別枠非課税”として語られてきた プラチナNISA は、2026年度税制改正大綱に盛り込まれませんでした。毎月分配型投資信託のNISA対象化も、販売・運用コストの高さが課題となり見送りが伝えられています(参考:(新NISA投信拡充「毎月分配型」見送り))。一方で、金融庁の税制改正要望には「対象商品の拡充」や「非課税枠の当年中復活」などの論点が示されましたが、最終的な採否は大綱で見送られました(参考:(令和8年度税制改正要望について)(利用拡大に向けて拡充が進む NISA))。現時点で開始時期は未定であり、今後の議論次第です。

毎月分配型はNISAで使えるの?

結局、毎月分配型投信は新NISAで買えるようになったんですか?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
いいえ、対象拡充の採用は見送られています。販売・運用コストの高さなどが理由と報じられました。プラチナNISAも制度化されておらず、当面は既存の枠内で設計する前提です。毎月分配型は分配原資や基準価額の推移に注意が必要で、取り崩しは“定期売却サービス”など制度内の選択肢で組むのが現実的です(参考:(新NISA投信拡充「毎月分配型」見送り))。

背景データ:高齢世帯に資産が厚く、預貯金比率が高め

家計全体では現金・預金の比率が高く、資産配分の見直しが政策課題です。特に、世帯主が65歳以上の世帯は貯蓄現在高の中央値が全世帯の約1.4倍で、金融資産の分布も60歳以上の世帯が63.5%を占めます(いずれも令和版の高齢社会白書の分析に基づく)。詳細は (第2節 高齢期の暮らしの動向) を参照してください。

取り崩しニーズへの実務対応:定期売却サービスの活用

制度面の見送りがあるなかでも、証券会社の 定期売却サービス は着実に拡充されています。SBI証券は2025年12月に「定額・定率・期間指定」の3方式に対応し、NISA口座でも設定可能になりました(手数料はサービスそのものには不要、売却取引の所定コストは別途)(参考:(投資信託定期売却サービスの機能拡充のお知らせ)(老後資金取り崩しの強い味方 ネット証券の定期売却機能が拡充))。制度大綱でも定期売却サービスの手数料徴収を容認する記述があり、家計の取り崩し支援が進んでいます(参考:(令和8(2026)年度税制改正について))。

定期売却で月次キャッシュを作る実践手順

  • 1
    生活費の必要額と期間を明確化し、月次の取り崩し額または率を決める
  • 2
    商品ごとに信託報酬・売買手数料・為替ヘッジ有無を確認し、分散を確保する
  • 3
    定額・定率・期間指定の方式を比較し、相場変動時の資産寿命への影響を把握する
  • 4
    NISA口座で設定可否を確認し、取り崩しの頻度(毎月/隔月など)を選ぶ
  • 5
    年1〜2回の見直しを前提に、家計状況や市場環境の変化を反映する

“スイッチング”の現状と対応

非課税保有限度額の当年中復活(保有資産売却と同年内の枠復活)は、要望段階から最終的に見送られています。そのため、同年内の入れ替えは年間投資枠の範囲で行う必要があります。現行ルールの中では「つみたて投資枠で債券型を活用」「成長投資枠で高配当やJ-REITを計画的に取り崩す」など、枠の役割分担で設計するのが実務的です(参考:(令和8年度税制改正要望について)(利用拡大に向けて拡充が進む NISA))。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
制度は“決まったこと”に合わせて設計するのが基本です。未確定の枠を前提にせず、今ある選択肢で家計の受け取り設計を始め、一次情報でアップデートしていきましょう。

スケジュールの整理:いつ何が動くのか

未成年のつみたて投資枠(こども向け枠)は令和9年開始予定と示され、対象商品の拡充や所在地確認の廃止は順次適用されます。一方、 プラチナNISA の法案化・開始時期は現時点で未定です。今後の動きは税制改正要望と大綱の最新版を突き合わせて確認してください(参考:(令和8(2026)年度税制改正について)(令和8年度税制改正要望について))。

新NISAと取り崩しの使い分けは?

積み立ては続けつつ、毎月の受け取りはどう設計すれば良いですか?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
“増やす資金”はつみたて投資枠・成長投資枠で継続、“使う資金”は定期売却サービスで月次キャッシュに変換、が現実的です。年金の上乗せ額(例:毎月3万円)から逆算して、定額・定率・期間指定のどれが合うかを選びます。プラチナNISAが制度化された際は、最終仕様を確認してから移行すれば安全です。

注意点:毎月分配・定期売却の“落とし穴”

毎月分配型は、分配原資に特別分配金(元本取り崩し)が多いと資産が減ります。信託報酬の高い商品も目立ちます。定期売却でも、定額方式は序盤の下落時に資産寿命が短くなりやすく、定率方式は受取額が徐々に減る点に注意が必要です。基準価額の長期推移・費用・分配原資(または売却方式)の3点を見て、家計の許容変動幅に合わせて設計しましょう(参考:(老後資金取り崩しの強い味方 ネット証券の定期売却機能が拡充))。

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まとめ:重要ポイント

  • 1
    プラチナNISAは構想段階のまま。2026年度大綱では未採用
  • 2
    決定済みの拡充は未成年つみたて解禁・債券型対象追加・指数拡充・所在地確認廃止
  • 3
    取り崩しは定期売却サービスの活用が現実的。方式の違いと資産寿命に注意
  • 4
    高齢世帯は金融資産が厚く、預貯金比率が高め。データで背景を把握
  • 5
    一次情報を定期チェックし、今ある制度で家計設計を進める

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